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ミヤザワケンジはすごかったのだな [戯言]

出張に行った。
新幹線に乗った。
JR東日本は各座席に雑誌が置いてある。(名前は忘れた。)

この雑誌を読む人を見かけることはあまりない。
自分も内容によって、読んだり読まなかったり・・・だが、わりと好きである。

多くの人が、この雑誌に目も止めないのは、ちょっと寂しいと思いつつ、みんなして同じ行為をするのは、
気味の悪いことだとも思う。
韓国だとドラマが視聴率30%とか行くが、なんだかみんな同じことをしているようで、ちょっと怖い。健全な国家であるためには、多様性があったほうがいい気が・・・なんとなくする。
もっとも、日本は、その多様性が世界でもっとも進展しているようにも思えるが・・・
それも内部にいる国民の主観に過ぎない)

脱線した。今月は宮沢賢治(はて、漢字あってるよな?)特集だった。

あんまり意識したことないが、彼は没後80年近く経つような人である。それはまあ、いい。

彼の代表作は、例えば、『銀河鉄道の夜』。

ここを受け流してはいけない。

80年前の宇宙観で、「銀河」とは、結構先進的ではないか??そう思ったのである。

賢治は二酸化炭素の温室効果も把握していたらしい。明治大正あたりの人としては、非常に現代に通じる科学知識をもった人だったのだろう。


さて、別記事でも紹介している、宇宙創成を資料に、宇宙観の進展について見てみよう。


ハーシェルによる太陽系が属する天の川銀河の発見:1700年代

メシエによる星雲カタログ作成:1784年まで

ヘンリッタ・リーヴィットがケフェウス型変光星を観測、変光星までの距離測定を可能とする。:1912年

エドウィン・ハッブルが星雲は天の川銀河の外にあることを証明。
天の川銀河の外には、更なる宇宙が広がっていることが判明する。:1923年

ハッブルの法則(銀河の大半は天の川銀河から遠ざかっているように見える。(ドップラー効果による赤方偏移)):1929年


天の川銀河の発見自体は、18世紀の出来事である。もっとも、日本は当時鎖国中であるし、最先端の発見というのは、一般に信憑性がもたれるのに大変長い時間がかかる。

ビックバンが学者の間で多数派の支持を得るのに、100年以上かかっている。
ましてや地動説は、1000年以上もの長きにわたって、否定されてきた。

さて、20世紀初頭というのは、どういった宇宙観だったのだろうか??
アインシュタインは相対性理論を発表して間もない時代。すなわち、ようやく宇宙を考えるための、基本ツールが
整備されたばかり・・・という時代。
それでも望遠鏡による光学観測技術、その他多くの自然科学の分野で進歩があり、少しずつ深遠宇宙の観測が可能となった時代・・・
最先端の研究者にとってそうなのだから、一般庶民にとっての宇宙観は、はるかに古く臭いものだったであろう。
「銀河」などというものに思いを馳せることがあったのだろうか?地球という惑星が、太陽系に存在することくらいは知っていたのだろうか?

そんなことを思う。


そこで、宮沢賢治である。彼はそんな宇宙論の、近代的な物理学の黎明期とでもいう時代に、今の時代に読んでも、違和感のない、時空のない交ぜになった、銀河鉄道という、幻想的な世界を作り上げた。

文学研究家は色々言うこともあるだろう。しかし、自分のような素人からすれば、『銀河鉄道の夜』は、当時の宇宙観からすれば、非常に緻密、先進的なファンタジーであったと、それでいいと思う。

「この作品は彼の価値観、宗教観を知らなければ単なるファンタジーで終わる」

それがどうした。ファンタジーに単なるもくそもあるか」

作家性などよくわからん。ただ自分は、無から、想像力のみをつかって、いや、創造力か・・・を使って、世界、世界観、人物などを緻密に作り上げること、我々のこの世界、日常とは異なる世界を体験することが好きなだけだ。だからこそ、フィクションは面白い。SFや、ファンタジーや、アニメゲームや漫画や映画や小説は面白い。
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コメント 2

rest

宮沢賢治で思い出す作品は個人的によだかの星なんかも、
ネットやり始めた時に彼の作品で暗いものがある~的に紹介されていたもので、その作品にもカシオペア座、大熊星(シリウス)などが出てたりしましたね。。

擬音語、擬態語を使いこなし、創り出していた方の一人って点で、ただ凄いという感想しかもてない時がありますけどw
個人的に擬音語は扱いが難しすぎて書いても文から浮く感じがして即座に消してしまいます……w


作家性とかは隠し味の分析みたいに感じているので楽しめなくは無いですけど、知らない人を小ばかにした感じで書くのはファン減らしに感じたりw……ついやりそうです;
それに何処まで行ってもそういう個人的なところは分析しきれない気がしますw

擬音語、擬態語を使っていない人間=擬音語などが嫌いというわけでは無いでしょうし、
センター試験の問題に使われた作家の言葉では答案に対して俺そんな事考えてないよ、と言ったみたいですし。。
by rest (2009-07-28 03:53) 

NSX

コメントありがとうございます。

>作家性とかは隠し味の分析みたいに感じているので楽しめなくは無いですけど、知らない人を小ばかにした感じで書くのはファン減らしに感じたりw……ついやりそうです;
それに何処まで行ってもそういう個人的なところは分析しきれない気がしますw
確かにそーですね。なんとなく隠し味の分析っていうのは分かる気がします。
ただそれは文壇や研究者が理解していればいいことで、素人は知らなくてもいい、そう思います。
話は面白いのに思想が物議をかもす作品もありますし。

私はあまり読んだことのある本の量は少ないですが、『宇宙の戦士』など最たるものかと思います。

ファシズムとか愛国心などよくわからん。パワードスーツを生んだことが重要なのだ、と。
by NSX (2009-07-28 19:22) 

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