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永遠の平穏か、世界を守るか、あるいは破壊と創造か【真・女神転生 STRANGE JOURNEY】 [考察 女神転生]

3ルートについて思うところを。

【永遠の平穏】LAW
現在の世界と人類に対して最大の力を有する、「神」が、人類をよりよい存在へ変容させるルートである。
「神」は、元来はヘブライの神に過ぎなかった存在であろうが、アブラハムの宗教が拡大し、異教の神々が貶められるに従い、唯一神などという、他神より上の存在となったのだろう。

「神」は太古の混沌たる神々と宗教を駆逐し、人間を、倫理と道徳的価値観を備えた良き霊としようとした。
人は原初のときに誘惑に負け堕落した存在であり、「神」は様々な試練を与え、良き霊を選び、人間を導こうとしてきた。
しかし、人類が地球をいよいよ食いつぶすというこの時代、人の信仰心の退廃とともに、シュバルツバースが出現、「神」は、混沌の神々に人類と地球を渡さぬため、自らが理想とする秩序ある世界のため、御使いを遣わす。

新世界では、全ての人は、人が持つ苦しみ、不安や悲しみ、葛藤などから解放され、「神」への信仰に心をひとつにし、至福の中で永遠のときを過ごす。

「神」の恩寵のもと、平穏な世界で永遠の至福を過ごす・・・。聖書が描く終末後の世界は、聞こえはいいが、その実、実現したならば、女神転生が描き出すような、永遠だが何の変化もなく、人の個性も営みもなく、信仰こそが幸福、というものである。
究極のマインドコントロールと選民によって作られた永遠の世界。
旧世界に身をおく我々からすれば、不気味な世界ではあるが、その世界にいる人々は、何の疑問も感じる必要すらなく、永遠の幸福を得られる。
それはそれで彼らにとっては良いのかも知れない・・・とも言えるだろう。

【世界を守る】NEUTRAL
今あるこの世界と、人類を守るルートである。
滅んで然るべき存在ではあっても、
人類には可能性がある。

かつてあった人々、今ある人々、そしてこの先の人々と
人類は、可能性で持って、ここまでその営み紡ぎ、そしてこれからも紡いでいく。

ED後に地球の青い空を見たとき、誰しもが開放感と達成感を感じるだろう。
確かに世界は何も変わらないかもしれない。それでも、人類の可能性を信じ、
これまで紡いできた可能性の糸を途切れさせず、可能性を紡ぎ続ける、
人の一生は神々に比べれば一瞬のようなものだが、それでも我々は確かに
、途切れかけた人類の可能性を繋いだのである。
何よりも、ED後、調査隊員らは、家族と再会できただろう。

旧世界に失望し、新世界の創造を目論むよりも、身近な人を救いたい、
そんな基本的な気持ちを何よりも大切にするルートである。

しかしながら、その可能性や愛など、悪魔から見れば取るに足らない
矛盾に満ちた浅はかなものにしか見えない。
結局、人類は何も変わらず、再度の危機を迎えるか、あるいは、神と魔の干渉すらなく、
地球を破壊し勝手に滅ぶか・・・なのかもしれない。


【破壊と創造】CHAOSルート

「神」に貶められた太古の神々は、復活の時を待っていた。
生と死、破壊と創造を繰り返す自然の大きな営みへ回帰するルートである。

堕落した生の快楽を貪ることから決別し、悪魔の支配する世界で必死に生きること。
ある種、究極の文明脱却と自然への回帰、とも言える。

そうした躍動する営みからこそ、様々な可能性が生まれるのである。

もっとも、悪魔たちはそんなことはどうでもよく、地球を食い尽くそうとした人類を駆逐し、
己らが復活できれば良いのだろう。
悪魔たちは、「神」に貶められ、姿を歪められ、シュバルツバースに閉じ込められた。
人類と「神」への復讐と、自分たちの世界の確立が目的である。

太古の母神らは、それだけではなく、人類に任せては地球は持たないことを感じ、
人類文明の破壊を目論んでいる。

その中で、ルイ・サイファーは、混沌の側に身を置きつつも、悪魔や母神とは一線を画している。
マンセマットも、今回の事件にルシファーが絡んでいることを想定していなかった。

彼は、人類という存在の営みに非常に興味を持っているようで、逆境や極限状況において生み出す変化
にこそ人類の存在価値があるとまで言う。
「捨てもしないが、可愛がりもしない」、彼は、人が持つ不安定さ、揺れの持つ変化の可能性を好み、そして、
そのためには、人を混沌たる世界に置くことが良いと考えているのだろう。

しかし、いずれにせよ、彼は傍観者を決め込む。
どのルートを選ぼうが、彼は人の営みを傍観し続けることだろう。

そう、マンセマットが言うとおり、悪魔は永き時存在する。
次の機会を待てばよいのである。
そしてかつ、「この世界だけではない」のだろう。

ストレンジジャーニーだけでも、数多のプレイヤーが存在し、そして様々な選択をなす。
そして、他の世界においても、神と魔の戦いは行われている。

無限にも思える世界の中で、神と魔は戦い続け、そしてルシファーは人を傍観し続ける。












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